2021.01.22

YONEX Mix &Match

放送技術・メディア事業

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報告

メディア事業 渡邊風太 ・ 遠山健太郎

YONEX Mix &Match でSINGULARを活用

2020年秋にfmtはYONEXが主催した MIX & Match JAPAN with Kento Momota and Akane Yamaguchiにおいて、
Singular.liveによるクラウドグラフィックスシステムを活用しました。

YONEX MIX & Matchはバドミントンのレジェンドが率いる、世界5カ所で開催されるゲームです。
6人で構成されたチームがポイントを取り合う試合となっており、
二人のキャプテンが現役および元代表チームの選手、トップジュニアなどのプールからチームメイトをドラフトします。

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fmtはこのMIX & Match Japanにおいて、
カメラ、音声、照明、CG、配信、中継車を使ってLIVE配信をサポートしました。
その中で、Singular.liveというクラウドグラフィックスサービスを活用して、
得点や選手情報のグラフィックスを表示させました。

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デザインは、YONEXチームから提供いただきそのデザインを元にSingularの中にシーンを再現しました。
また、そのシーンを外部からゲームの進行に合わせた形で制御できるように
専用のカスタムアプリをApple Xcodeを使ってObjective-C言語で開発しました。

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COVID-19という社会的にも難しい課題がある中、初期の段階では、
クラウドグラフィックスの強みを生かして自宅でアプリ開発及びシーン作成を担当者はお互いに進め、
終盤時はシーンを作成した渡邊と、カスタムアプリを作成した遠山が会社で
一つ一つのアクションに対する動作を確認し合いながら進めました。

生配信時は、OBSを使ってSingularで生成された映像をHD-SDIにて
Fill / Key出力させてスイッチャでオーバーレイさせたのちに、配信用エンコーダーに信号を送っています。

fmtはSingularのCertifed Service Providerとなり、
今後も積極的にBroadcast Live Graphics & Designに力を入れていきます。

SingularサイトにもYONEXの事例が紹介されましたのでご覧下さい。
https://www.singular.live/post/yonexmixmatch