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踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

担当

照明

カテゴリ

映画

公開時期

2003年7月19日

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踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

2003年7月19日に公開されたフジテレビの連続テレビドラマ「踊る大捜査線」の劇場版第2作です。織田裕二演じる主人公の青島が勤務している湾岸署を舞台に、刑事たちが繰り広げる人間ドラマとサスペンスが特徴です。

同作は第27回日本アカデミー賞で、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演男優賞、優秀助演男優賞、優秀助演女優賞、優秀音楽賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀録音賞、優秀編集賞、話題賞と、多くの賞を受賞しており、日本アカデミー賞の他にも様々な賞を受賞しました。また、2025年現在も日本国内での実写邦画歴代興行収入1位の記録は破られておらず、大きな話題を呼んだ作品となりました。fmtからは、照明技術部より加瀬弘行(写真左)が照明技師、木村伸(写真右)が照明チーフとして撮影に携わり、優秀照明賞を受賞しました。 

技術のポイント 

加瀬:この作品が、僕も木村も初めて参加する大作映画でした。それまでテレビシリーズの照明をやってきたので「映画に参加できるんだ!」っていう期待と不安がありました。だから技術的にこうしよう、ああしようよりもテレビとやり方が全く違う映画なりのやり方にとにかくついて行く事。不安だらけで、期待がちょっとありつつ・・・そういった作品でした。 

テレビから映画への挑戦でしたが具体的に、ここは違うなと感じたところはありましたか?

加瀬:テレビと違うなって思ったのが、画の切り取り方。こちらは、これだったらこのくらいのサイズといった風に大体の画を想像しながらやっていくのですが、想像よりも画が違う方向に出てくることがあるのでそれに対しての戸惑いだったり、やり直しはありました。映画の世界観とテレビの世界観の差を痛切に感じた瞬間です

木村:映画だと撮影監督が照明の指示をしてくる点が全然違います。ロケハンに行ってもこうしろああしろと指示されながら(苦笑)。それに従いつつやりましたが、それでも本番になると大きな直しがあったり、そういったテレビと違う映画のやり方にすごく戸惑いました。映画はモニター重視ではなく計測あってのライティングですので、そこも初の経験で苦労しました。

チームメンバーのコメント

照明 加瀬 弘行

テレビシリーズもやったので映画も参加させてくれと本広監督へ直談判して参加させてもらえました。そこから映画の世界に入り込む起点となった作品ですので、今でもやはりすごく大切で大きな思い入れがあります。まだシリーズが続きそうですので、長く携われるよう努力したいです。

チームメンバーのコメント

照明 木村 伸

映画照明には、チーフ、セカンド、サード、フォースとポジションがありますが、その役割も全く分からないまま入った作品でした。正直、歴代一番大変な仕事でした。6キロ痩せました(笑)でもあの経験があったから今があるわけで、撮影助手の谷川創平さんともその後一緒に映画をやったり、佐光朗さんもそうです。やはりあの経験があったからこそです。


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