2024.02.20
CSR活動報告:桜植樹2024
報告
管理部 菅野 明日香
実施概要
CSR活動の一環として2024年2月3日(土)に、フジ・メディア・ホールディングス各社の有志で行う
福島県双葉町での桜の植樹活動に参加をしてきました。
2011年3月11日に起きた東日本大震災地による地震や津波、
さらに放射能の影響を受けた福島県で
「30年後に子どもたちが世界に誇れる桜並木を作りたい」との思いからスタートした
「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」。
フジ・メディア・ホールディングスはその趣旨に賛同し、2013年度から協賛を開始、
当社も毎年協力をして参りました。
今回はプロジェクト実行委員長の西本さんのご厚意により、
植樹前に双葉町の隣町である大熊町の施設見学をさせて頂きました。
帰宅困難区域として、今なお立入に許可申請が必要な熊町小学校は、
この日偶然、震災後初めて在校生の校内立ち入りの許可が下りたとのことで成人した在校生たちが、
3.11の避難時に置いたままのランドセルや下駄箱の靴と10数年ぶりに対面し、
持ち帰る姿に立ち会いました。
学校周辺には「中間貯蔵施設」として県内の除染作業で集められた土やがれきを
保管するエリアが広がり、震災の影響が今もなお現在進行形であることを感じされられました。
一方で、町内の避難指定解除区域に建てられた真新しい教育施設「学び舎ゆめの森」や新興住宅街など、
町の復興の兆しが伺える施設もたくさんあり、
まさに大熊町が震災後に歩んできた“明と暗”を目の当たりにしました。
大熊町見学後、双葉町の公園に46本の桜の木を植樹。有志によって植えられた細い桜の木々のすぐ脇には
植樹後数年が経過したと思われる桜の木が深々と根を張り、その枝先には小さな蕾が見え始め、
来たる春に向けての準備を始めていました。
私たちが植えた桜の木々も年月をかけて大きくなり、集う人々を笑顔にしてくれますように!
※写真は許可をいただいて掲載しています。